出版物の紹介
【猿橋勝子先生関連著書】

猿橋勝子 著 「女性として科学者として」 1983年 新日本出版社
猿橋勝子 著 「学ぶこと生きること―女性として考える」 1983年 福武書店
猿橋勝子 著 「猿橋勝子―女性として科学者として」 1999年
日本図書センター 人間の記録・・97
https://www.nihontosho.co.jp/book/b560662.html
中央気象台研究部で研鑽を積み、自ら開発した分析機器や試薬とともに単身渡米し、放射能分析の世界的権威T.フォルサム博士が率いるチームと海水中の放射性物質の回収率を競い、水爆実験による海洋汚染を米国に認めさせる分析実験を行った猿橋勝子先生。被爆国の科学者として世界婦人集会で講演し、東西冷戦下で核兵器の開 発が激化する時代に核廃絶と国際平和の重要性を強くアピールするなど、科学者とし世界平和のために奮闘した自伝。

女性が理系の道を選ぶことも困難な時代に地球化学の分野で世界的な業績をあげ、さらに後進を育てようと女性科学者を顕彰する「猿橋賞」を設けた猿橋勝子先生。
第4回猿橋賞受賞者であり自らも猿橋の精神を受け継いで後進育成に尽力する著者が、その直向な生き方を伝えることで若い女性に勇気を与えたいと次世代へのエールを込めて綴る渾身の評伝。

猿橋勝子 監修
「親愛なるマリー・キュリー―女性科学者10人の研究する人生」2002年
猿橋勝子先生が「未来へ生きる女性たちへ―甘えていては道は開けない」とエールを送るとともに、様々な研究領域で大きな業績をあげ活躍している猿橋賞受賞女性 科学者9人が、研究生活を振り返り、後に続く人たちに温かい助言を贈る。

清水洋美 文、野見山杏 子絵
「猿橋勝子―女性科学者の先駆者」 2020年
汐文社 はじめて読む科学者の伝記シリーズ 4
科学者にスポットライトをあてた児童書伝記シリーズ。ビキニ環礁の水爆実験で降った「死の灰」をはじめ、大気と海の放射能汚染などを研究し、優れた女性科学者に贈られる「猿橋賞」の創始者である猿橋勝子先生の研究と生涯。
【猿橋勝子先生の映像】

国広陽子 監修 「猿橋勝子 女性科学者のパイオニア」 2018年
丸善出版 日本を変えた女性たち 5
女子の進学率が低い時代、学問の夢を一度は断念して就職した後、帝国女子理学専門学校に進学。軍国主義が支配的ななかで、基礎研究の道に進む。1954年太平洋ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験がもたらした放射性降下物質“死の灰”の分析で世界的に評価された。退職後“女性科学者に明るい未来をの会”を設立し、毎年1名を表彰する猿橋賞を通じて女性科学者を支援。日本の女性科学者に活躍の道を切り開いた。
【猿橋賞記念誌】
10周年記念:湯浅 明・猿橋勝子ほか著「女性科学者に明るい未来を」1990年
ドメス出版
受賞者の言葉、婦人科学者の地位向上のために、「日本婦人科学者の会」創立、寄稿「期待・展望・希望」
15周年記念:湯浅 明・猿橋勝子編 「女性科学者21世紀へのメッセージ」1996年
ドメス出版
15周年によせての寄稿、記念シンポジウム「21世紀へのメッセージ」、受賞者の言葉
20周年記念:Editors:Y. Kozaki, S. Kawashima,
T. Tominaga,T. Hisatome, K. Saruhashi 2001年
「My life ―Twenty Japanese Women Scientists」
内田老鶴圃 http://www.rokakuho.co.jp/data/books/6181.html
第1回から第20回までの受賞者が,自らのライフヒストリーを平易な英文で綴ったエッセイ集

30周年記念:女性科学者に明るい未来をの会編 2010年
ドメス出版 http://www.domesu.co.jp/rist/0738.html
「女性科学者に一条の光を―猿橋賞30年の軌跡」
写真で綴る猿橋賞30年のあゆみ、「女性科学者に明るい未来をの会」創立の経緯と事業、30周年によせての寄稿、受賞者の言葉、パネルディスカッション「猿橋勝子先生に学ぶ」
40周年記念:女性科学者に明るい未来をの会編 2021年
「私の科学者ライフ
―猿橋賞受賞者からのメッセージ」
日本評論社 https://www.nippyo.co.jp/shop/book/8521.hyml
第21回から第40回までの受賞者が、高校生・大学生や若手研究者に向けて、研究者人生を綴ったエッセイ集
